溺愛とはなんでしょう?
「もしかして、先輩…熱中症じゃないですか!?」
「え…」
「先輩!いくら優しいからって、体調が悪いのに無理しないで下さい」
私は、カバンからお茶のペットボトルを取り出すと、先輩に差し出す
「まだ開けてないので、飲んでください!」
「いや…俺は、ただ……っ、ありがとう。」
体調良くなると良いけど…
「あ、そう言えば、先輩これからどこに行く予定なんですか?」
「水族館…のつもりだったけど、未来が行きたいとこがあるなら、どこでもいいから」
もしかして、銀時計の近くの水族館って…パラダイス•シー!?
「わたし、パラダイス・シー大好きなんです! 行きましょう!!!!」
あまりにテンションが上がってしまって、先輩の手をギュッと掴む。
あ…、友達でもないのに急に握っちゃ悪いよね