溺愛とはなんでしょう?

「令!カツ丼の美味しい店、行かね?」

「あぁ」

もう、飯は、なんでもいいや…

それより


お昼、額にキスなんかして調子乗りすぎた事に、ずっと後悔してる俺。

そろそろ頭ん中、パンクしそう…

「な、お前カツ丼定食で良いの?」

「あぁ」


「あ、あれって、未来ちゃんじゃね?」

「あぁ……え」


どうやら俺は、未来という言葉に敏感らしい。

聞いて、すぐに健人が指さす方向を見る


「未来だ」


でも、横にいるやつって…

「令、あれって、新しい先生の…、あー名前出てこねー」

「西城海斗」

「そ、そう!令、詳しいなっ!!」

…詳しいも何も、未来が倒れた時、凄い早さでアイツ助けに来たし、態度も一生徒に向けるものじゃ無かった…。

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