溺愛とはなんでしょう?
自分の中で、答えは、出てない。
でも、先輩にこれ以上…
私の為なんかに、生活を乱してほしくない。
「わたし…先輩の気持ち、聞いてしまいました。ごめんなさい!!」
私は、下を向いて深く腰を曲げた。
「けど、わたし…小さい頃から、お兄ちゃんの事が好き…なはずで、でも先輩からの好意も素直に嬉しくって…自分でも自分が、分からなくて…」
どうしよう…何て言ったら、上手く伝えられるんだろう…っ
「その…つまり、今の私には、本当の恋が分からなくて…。こんな、私なんかには、先輩への想いは、勿体無いんです!」
「だから…」