溺愛とはなんでしょう?
「よし、乾いた。」
「ありがとう…」
私も、お兄ちゃんのこと昔から大好き…。
でも、もう終わりにしなきゃ
お兄ちゃんは、窓の方を見ると、いつも通り優しく話し掛けてくれる
「雨強いなぁ、今日は、車で送っていくよ」
「大丈夫、1人で帰れるから…。そろそろ、困ったさんを卒業しないと」
私は、そう口にすると、お兄ちゃんの目の前に立つ。
「だから、お兄ちゃんは、困ったさんな未来が好きだからいいんだよ」
優しく微笑むと、暖かい手が私の頭を宥めるように、ぽんぽんと軽く触れる。
「でも、駄目なの。このままじゃ」