初めて好きになったのは先生でした。
部活
初会話...
鍵もらったあと、体育館へと足を進めた。
『剣道部』と書かれた部室にの前には概に後輩たちが数人来ていた。
『ごめんね。國井先生がなかなか来なくて遅れちゃった』
すると後輩である寛美ちゃんが
『私達も今来たばっかりなんで大丈夫ですよ!!』
『ありがとう。今開けるね。』
空いた部室にみんな入って着替え始めた。
『そういえば新しい臨時の先生かっこよくないですか??』
『そぅかなぁ~...さっき話してきたけどそんな別になんとも思わなかったけど。』
『いや、みんなかっこいいと思ってますょ!!てか先輩もう話したんですか?!』
『鍵取りに行ったら國井先生の隣の机が森田先生だったからね。』
『いいなぁ~先輩はこれから毎日顔合わせられるから羨ましいなぁ~』
『顔会わせたからって何かあるわけでもないもん。むしろみんなに取りに行ってほしいくらいだよ...』
『私たちは部長じゃないので行けるわけないじゃないですか(笑)もし何かあったら教えてくださいね!!せ・ん・ぱ・い!!』
『はぃはぃ汗』
みんなそれぞれ着替えたあといつも通りの練習メニューをこなし、みんなが帰ったのを確認して部室の鍵を閉めた。
『はぁ~また職員室に行かなきゃだなぁ...』
ガラっ
『失礼します』
今日は始業式ということもあり残っている先生はいつもより数少なかった。
國井先生の机へと向かうと先生の姿が見えなかった。
代わりに森田先生の姿が目に入った。
『部活お疲れさま。國井先生何か用事あるとかですぐに帰ってみたいで、鍵を勝手に机の中に入れといて良いって伝言あったぞ。』
『えぇ~だったらさっきそういってくれれば良かったのに。それじゃぁここに入れておきますね。』
『オッケイ!!しっかり確認したから大丈夫。これから帰るのか?』
『ありがとうございます。もう部活終わったのですぐに帰りますょ。』
『そっか。歩き?自転車?』
『個人情報なので教えません。』
『ぷっ!!何それ(笑)深い意味はないんですけど。』
『別に深い意味なんて最初から求めてませんよ。自転車で帰るんで。』
『結局教えてくれてんじゃん(笑)なんか円と話してると生徒と話してる感じしないな。』
『私普通の中学生なんであんまり馴れ馴れしくしないでくださいね。』
『はいはい。もう暗くなるから気をつけて帰れよ。』
『は~い。さよなら。』