私の失恋の行き着く先は…No.6
週明け
◆週明け
月曜日、私はいつも通り出社することが出来た。
腫れた瞼も元に戻った。
なにより気持ちを整理することが出来た。
彼との思い出の数々は処分した。
こうして失恋を受け入れられたのも、穏やかな気持ちでいられるのも、緑川主任や貴子先輩のお陰だ。
週末の2日間、二人からは幾度となくメールが送られてきた。
緑川主任は大阪出張、休日出勤、しかもトラブル対応で忙しいはずなのに。
仕事の合間に大阪支社にいる同期の人と食べに行ったらしいお好み焼きやたこ焼きの写真が何枚も送られてきた。
私のお腹は正直で、写真を見ていると食欲がわいてくる。
差し入れで貰った食料を着々と食べた。