それはきっと、雨のせい
「…ん。」




ベッドに座った空は隣をポンポンと叩きながら言った。




…そこに座れってことかな…?




私は持ってたカバンを下ろして、言われた通り空の隣に座った。




「っはあーーー。ねみぃー。」




そう言いながら後ろにボフッと倒れる空を見て思わず笑ってしまう。




「…なんかさ、笑うならもう少しちゃんと笑えよ…。」




転んだまま私を見る空の顔は悲しそう。




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