それはきっと、雨のせい
「…好きで泣いてるわけじゃない。」


「空、早く帰った方がいいよ…?」




私の幼なじみの空は、私が泣き止むまでずっとそばに居てくれる。




それに甘えないように、帰れと言うけど聞いてくれない。




「俺、泣いてる幼なじみを置いて帰るほど薄情ではない。」




ふふ、って笑いながら言う君だって、私と同じで、泣きたいはずなのにね…




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