地味子ちゃんの甘々学園生活
「あ、廉他のメンバーは??」


「あぁ、なんか遅れてくるそうだぞ」


「じゃあもうすぐで来そうだね」


そんな会話を成瀬先輩と業火先輩がしていると生徒会室のドアがバーンと音を立てて開いた


「ごっめーん!ちょっと遅れちゃった!」


「俺もー」


「………」


ドアのところには3人の男の人が立っていた


1人は金髪でアイドルって感じのかわいい系、2人目は青色の髪の毛でなんだか眠そう、3人目は濃い紫色の髪の毛で無口な人


「あれあれ??この子が魁斗が紹介したいって言ってた子?すっごい地味じゃん!!」


地味なのはわかってるし……と思ったけど反論はしなかった


「俺は、不知火心!宜しくね」


金髪の男の人はすごくフレンドリーな感じ。顔もとても中性的というか、女の子?みたい


「玉蔵千代です、よろしくお願いします」


差し出された手をぎゅっと握ると


「なんかすごく柔らかいね、千代の手。あったかいし、子供体温ww」


「ほ、褒めてるんですか?(●´^`●)」


「褒めてる褒めてるww」


なんだかこの人私のことバカにしてる??(´•ω•`)でも、優しそうで普通に話せたから大丈夫そう!


「俺は根元神っていうのー、よろしくー」


相当ねむそうな顔をした青髪の男の人がそう言ってきた


「よろしくお願いします」


「なんかちっさくてかわいー」


そう言われてぎゅーっと抱きしめられてしまった


「え!?あ、ちょ…」


「あったかいねぇー、眠たくなっちゃったから一緒にねよ??」


子供のように言われて少しためらったけど、如月くんがベリっと剥がしてくれた


「だめ、こいつは俺と寝るから」


「はぇ??」


「なんで千代が驚くんだよ。昨日も一緒に寝たろ??」


な、なんでみんなの前で言うのさ!!みんな口がポカーンって空いてるし!


「ほぅ??千代は弥生と寝ているのか??」


業火先輩はニヤリと笑ってまたこちらに歩いてきた


「弥生がそこまで気に入るとはな、また興味を持った!」


優しい人って認識しても、やっぱり業火先輩は苦手だ……


「き、如月くん余計な事言わないでよ(இ௰இ`。)昨日はたまたまベッドが届かなかったから……」


「にしてもだよ、弥生と寝るなんてねぇ」


成瀬先輩も何かを考えながら言った


「ご、誤解しないでください!僕は男ですから!!」


「はは、わかってるって!んなことわざわざ言わなくてもわかってるよ」


不知火先輩がぽんぽんと私の背中を叩いた





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