躊躇わず突き進む(詩集)


【鏡】


いやだ。
嫉妬しているじぶんがいやだ。

わたしが、
普段のあなたを知らない日が多すぎていやだ。

いやだ。
他のひととしゃべらないで。
これ以上、届かないんだ、って思わせないで。



鏡を見た。
みにくい顔をしていた。

そんな鏡を、
たたきわってしまいたい。




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