WDの永遠の約束
紗羅:奥様は亡くなられてるんですね、寂しくないですか?。


拓也:はい、もう慣れましたね、一人の生活長いので全てこなしてるとあっという間に過ぎていきますよ。さて、雑談で落ちつきましたか?。


紗羅:はい、リラックス出来ました。


拓也:これから取り調べ始めるから疲れたら言ってください。話せる範囲で構いません。


紗羅:わかりました。


拓也:いつ頃から厳しくなったか覚えてますか?。


紗羅:姫乃が高校を卒業する頃からだったはずです。卒業してからは社会人にならせずに家で財閥関係のパーティに参加させたりしました。


拓也:数年間我慢させていて、いざ許嫁が決まって結婚もになり、逃げられたんですか?。


紗羅:はい、用事で出かけた隙にいなくなりました。探してもなかなか見つからず直哉さんと話して今に至ります。


拓也:そうですか、姫乃さんなりたいものあったんじゃないですか?。


紗羅:はい、教師になりたいと話してましたが、予定入れて暇にならないようにしていましたから逃げられたんだと思います。


拓也:許嫁さんはまともな方じゃないのに気づいた可能性もあります。でも、母親には言えなかったんだと聞いていて思いました。


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