WDの永遠の約束
拓也:そうか、逮捕されても諦めそうにはないな。


紗羅:うん、玲音君のお父さん呼んでくるわ。


拓也:わかった。


紗羅:玲音君のお父さん、拓也さんが目を覚ましたよ。


玲音の父親:知らせてくれてありがとう、紗羅さん。行こう。


紗羅:うん。


玲音の父親:良かった、目を覚まして。もう誰かを失いたくないんです。


拓也:心配かけてすまない。当主を逮捕したんだってな、強くなったな。あの事件はずっと忘れないよ、俺が駆けつけた時には遅かったから悔しいんだ。


玲音の父親:いえ、あの時そばにいて助けられなかった俺のせいです。だから今回は必死に逮捕にまでと無我夢中でした。


拓也:あの時出来る事をしたんだからあまり責めるなよ。今日の活躍は空から見てるはずだからな。


玲音の父親:はい、ありがとうございます。そうなら強くなったと伝えたかったです(涙)。


拓也:思いはきっと届いてるよ。


紗羅:助けられなかった方がいたんだね?、拓也さんが撃たれてからは玲音君のお父さんが必死に守ってくれたから怪我なくすんだの。ありがとう、玲音君のお父さん。


玲音の父親:はい。当然の事をしただけだからそんなに感謝されたら、恥ずかしいよ。
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