水色のソーダは君のせいで
「ほら転校生案内するんでしょ」



あ、忘れてた



「そうだった…」



「俺、委員会の仕事で一緒に行けないけど大丈夫?」




「大丈夫大丈夫」



どこまでも心配性な七ちゃんだな〜




「ちゃんとご飯食べなよ」



最後にそう言ってスタスタと教室から出て行く七ちゃん



「見た?今笑ってたよ」
「カッコいい〜」
「絵になるよね」



述べた通りイケメンなので女の子はほっとかないんだね



さてと、私は私で仕事しなきゃ




と、後ろを振り向いてげんなりした




なぜかって言うと、その転校生が座っているはずの席には、このクラスのキラキラ系女の子達が群がっていたから




私は何もみなかったことにしてスッと顔を前に戻した。




でも、さっきまでよく寝れてたなってほど、意識したら黄色い声が後ろで飛び交っている

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