水色のソーダは君のせいで
これ案内むりでしょ




えーでもなーどうしよう



後から田中先生にいびられるのもやだし



七ちゃんに怒られちゃうのもやだな




そう思った私はもう一度ちらっと後ろを伺ってみる




「!!」
「!!」



目、あったよね今…


とっさに自分の前髪を見ちゃったけど




「あの!僕、」



押され気味で質問を受けていた転校生の音海君が突然声をあげた



「僕、学校案内してもらうんだった。よね柚木さん」




シーン。




なにこれ




いじめか。


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