水色のソーダは君のせいで
「いや、まあ忙しいなら別に…」
そう言って前を向こうとした
「そっかー柚木さんごめんね!」
「1人で大丈夫?」
「案内役、頑張ってね!」
「疲れたらすぐ呼んで!」
そう。これが私の学校での立ち位置。
なんでも、面倒見たくなる子、らしくて
「だって柚木さんこんなに細いし」
「白いし、眠そうで」
「儚い?」「そう、それ!」
「「なんかもう心配で!!」」
てな感じが日常茶飯事なんですね〜
「いこっか、音海君」
そんなクラスのキラキラ系女の子達に、私は曖昧に笑いかけた
いつも申し訳ない感が激しいけど、私のなにがそこまで言わせるのか理解できない
ともあれせっかくの流れに乗ろうかなと、私は音海君に声をかけて教室を出た。