Deal×Love
捲くし立ててそう言うとまた扉の向こうへ消えていった。
本当に猫の手も借りたい状況らしい。


「じゃあまず座ってよ。メニューの説明から」

私とアリサは横に並んで腰掛けると洸君からメニューを渡された。
表紙にはさっきみたカラフルなロゴ。

「あのさ、気になってるんだけど」

ずっと気になっていた。

「ん?」

「ふぁみれすってなぁに?」

「そこからかよ!」


とりあえずファミレスを説明してもらった。
ファミレスって庶民のレストランなのね!


「値段、凄く安くない!?」

「フォアグラを九〇〇円で食べれちゃって良いの!?大丈夫なの!?お腹壊さない!?」

私とアリサはメニューの価格に驚愕。
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