大人のあなたに届かなくて。
それから何日かして、テスト期間が始まり、テストが終わった。
案の定、百本先生は目も合わせてくれない
何度話しかけても
目も合わせず、たまに無視されることもあった
まるで私がここにいないみたい
私の存在に気づいてないの…?
私の存在ってあるの…?!
やっぱり、嫌われてるのかなぁ…
そんな不安が次々と頭の中をよぎる
今日も太陽はギラギラしてる。
太陽はいつも自分の存在をアピールできてる。
でも私にはできない!むり!
授業の始まりを知らせるチャイムが鳴る
次の時間は国語、テスト返し
テストの結果なんかより、百本先生にどうすれば目を合わせてくれるのかを考えることで頭がいっぱいだ。
私がそんなことを考えている間に、次々と皆のもとへテストが返される
そして私の名前が呼ばれた。