大人のあなたに届かなくて。
「ねえー!麻衣ーーー!」
楓だ、どしたんだろ…
「どしたの?」
「国語の先生の名前なんて読むかわかる??」
「またそれ〜?笑」
「またって……」
「さっきね、陸斗ともその話して怒られたんだよ笑」
「あー、それでさっき笑」
「それで、私もなんて読むかわかんない笑」
「やっぱり読めないよねー、、明日の5時間目国語だから、そのときに謎が解ける!!」
「え!ほんとだー!!楽しみー」
「それでー、どんな人かなーーー。女か男かまたわかんないし笑笑」
「全て明日謎が解ける!!」
ちょっとだけ名探偵になったみたい!楽しい!
「おい、名探偵にでもなったつもりか?笑笑それが言いたいだけだろ」
「あ、、陸斗…」
え、えなに?陸斗すごい。私の心の中読んだ?!なにエスパー?!
「エスパー?!?!」
「は?ちげーよ」
陸斗がふっと笑った