かまってお兄!
「ただいま〜〜お兄!お兄!お兄!」

ここがまだ学校の敷地であるという事を忘れ
1番先にお兄に抱きついた。やっぱりお兄も
いいなぁ〜〜!

「優衣!こんなところで抱きつかない!他の人達もいるんだからな?」お兄がいう。

あ、そうだった。慌てて、離れると

「優衣〜〜、俺にだったらいつでも抱きついていいからな〜〜‼︎‼︎ほら、こい!」
和兄がキラキラした目で私をみながら言う。

「いや、、ごめん別に大丈夫」
和兄に抱きつきたいとは思えないな…

「結局、優衣は顔で人を選ぶんだな?」

「そ、そ、そんなことないし!だって和兄も
かっこいいし」
罪滅ぼしの意味もこめてそう言うと。

「まあ、そうだな?」まんざらでもない顔で
和兄が言う。

「もういいだろ?早く2人とも車に乗りなさいお父さんも、田野も待ってるぞ?」
ちょっと怒ってお兄が言う。
やばい怒らせた!?なんて、思っていたけど
車に乗ったら、

「いい子にできてたか?」ってやさしく頭なでながら、聞いてきた。

「うん…」

こんなのされると照れて何にもいえないや…
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