2番目に君を、愛してる。
「もう一度、ご家族でよく話し合って、志望校を変更するのであれば力になります」
青山先生はそう言ってくれた。
「ありがとうございます」
「それでは進路の話はここまででよろしいですか」
「ええ」
「ではまた進路については次回の面談でお話ししましょう。続いて生活態度ですがーー」
青山先生は少し言いにくそうに、私を見た。
「出席日数について担当の先生から心配の声が来ています」
サボり癖についても、事前に新藤さんに話しておいた。クラスに馴染めずに保健室や屋上に通っていることを打ち明けると、新藤さんは困った顔をしていた。
「今後は休むことのないよう、言い聞かせます」
「お願いします。お兄さんから聞いておきたいことはありますか?」
よし!
これで何もないと答えれば面談終了だ!
怪しまれることなく終わることができる。
「いえ、大丈夫です」
今度はちゃんと打ち合わせ通りの回答をしてくれた。