2番目に君を、愛してる。
ふっ。
突然男は笑った。
「なにがおかしいんですか?」
「いや…君の自宅に案内してくれるのは有り難いけど、警察に通報されるのはごめんなんだよね」
男が立ち上がると、その長い足に比例して高身長であることが判明した。
華奢な印象を受ける。
「私、ひとり暮らしなんで。誰にも迷惑かけないので、安心してださい。ーー付いてきてくれますね?」
「ありがとう」
男の答えに、取り敢えず安心した。
ーー刹那、
「なっ、」
男の腕が、私の首に回された。