お見合いから始まる恋→結婚
私もあっさり答えたけれど、やっぱり思いは同じだ。

私が記入を終えると、尚登がまた私の後ろに回る。

「陶子…。」

尚登の手が胸に回る。

「尚登?」

私の首元で尚登の息遣いが段々荒くなってくる。

「ごめん、もう無理だ。」

尚登は私にそう囁くと、私の手を引いて寝室へいざなう。

「ゆっくり陶子に甘えたい。」

尚登はゆっくりと私のジーンズを脱がす。

私は尚登に全てを任せる。

「あれ?今日は大人しいんだね。」

尚登が私を不思議そうに見る。

「何だか胸がいっぱいで…。」

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