お見合いから始まる恋→結婚
今日はお互いがお互いを感じ合い、味わうような営み。

何も二人の行為を妨げるものはない。

この時間が永遠に続けばいいのに…、ついそんな事を思う。

もう私の身体で尚登が触れていない場所はないんじゃないだろうか…。

それは尚登の手であったり、唇であったり…。

私がまどろみながらそんな事を思っていると尚登の声がした。

「陶子、もう満足?」

「えっ?」

「いろんなところが敏感で、すごくいやらしい。」

尚登が私の額にキスをしながら、そんな事を言う。

「尚登はこういう時は意地悪ね。」

「こんなに身も心もゆったりとしたセックスは初めてだ。」

すると尚登は私の足を開く。

「まさか満足なんて言わないよな、陶子。」

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