お見合いから始まる恋→結婚
「このまま俺のモノになれよ。」

上から見下ろされている私に低い声で尚登さんは迫る。

私だって初めてじゃない、それに…。

私は尚登さんの首に手を回す。

そして自分の胸に尚登さんの頭を抱える。

「尚登さんに抱いて欲しい…。」

上目遣いに私の表情を伺う尚登さんに私は語り掛ける。

「離れたくないのは私の方かも。」

あまりにも言い慣れないセリフに私は照れ笑いをしてごまかす。

「陶子…。」

尚登さんは慌てた様子で私の上半身を脱がしにかかる。

私もそんな尚登さんのシャツのボタンを外しにかかる。

もう、焦れったい…、そう思った瞬間に私の胸が露わにされた。

私も尚登さんのシャツを脱がす。

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