Onece again
搭乗時刻になり、飛行機に乗り込んだ。
離陸を待ちながら仕事の資料を読んでいると、
「ここ、多分俺の席ですが間違えてないですか?」
と上から言葉が降ってきた。
見上げると身長はきっと高い。
黒髪に二重の目それにシュッとした鼻で如何にもモテそうな男が立っていた。
「あ、すみません。すぐにチケット確認致します。」
といいチケットを確認するが、
間違っていなかった。
「すみません。座席は合っている様です…」
と言いながらチケットを見せた。
そうすると男性は、
フッと笑い
「そうでしたか…」
と去って行った。