大江戸ロミオ&ジュリエット

……未だに、って……梅ノ香、って……


一気に現実(うつつ)のものとして、志鶴に襲いかかってきた刹那であった。

たちまちの内に、志鶴の顔が血の気を失せて、屍人(しびと)のごとくなり果てた。

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