my sweet love〜third〜
「失礼するよ
久しぶりだね柚ちゃん」
「先生〜お久しぶりです」
「具合はどうだい?」
「今日はいい感じです
お昼も少しだけど食べられました」
「そうかい。
よくなってきた証拠だね」
「はいっ」
「柚ちゃん今日はね
僕から少し話があるんだ」
「え…?」
「伝えておきたいことがあるんだ」
「悪い…こと、ですよね?」
「笑顔で話すことでは無いかもしれない」
「そっか…」
「この話を聞く前に1つだけ
君に伝えておくことがある。
まずはそれだけ伝えてもいいかな?」
「はい…」
不安と疑問の間で揺れる柚…
見ているだけで辛い…
「私がこの話を言いだした時も
君に伝えようとした時も
ここにいる龍くんは反対してたんだ。
そして彼が誰よりも柚ちゃんを想って
悩んで悩んでこうして今ここにいる事を
知っていてほしい。
君の一番の味方である事を。」