my sweet love〜third〜



しばらく眠り続けた柚は
俺が夕飯を持ってきて
声をかけるまで起きることはなかった




目が覚めた柚は
やっぱり元気がない…


「おはよ?気分はどう?
夕飯食べて欲しくて起こしたんだけど
食べられそう?」


「んー…」


「もし無理そうなら下げるけど…」


「すこし…なら」


「ん。柚のペースでいいから
すこしでも食べられるなら食べて」



小さくうなずいた柚だけど
目が覚めてから一向に俺の目を見ようとしない

思わず目が合ってしまっても
すぐに逸らされる



起きたばっかりだし
ここで変に突っ込むのも良くないか…







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