my sweet love〜third〜
目が覚めると
暗い私の心とは正反対に
明るすぎる朝日が差し込んでいた
ベットを上げて背もたれにして
時計を見る
あと少しで看護師さん回ってくる頃かな…
明日パパとママ帰ってくるのか…
会えるのすごく嬉しいけど…
大学のこと聞いて帰ってくるんだよね
2人にも迷惑かけてるな…
コンコン
「失礼します
あ、柚ちゃんおはよう
検温にきたよ。具合はどう?」
「おはようございます
んー大丈夫かな」
「そっかじゃあ体温計らせてね
うんその間右手貸して」
体温計を挟みながら血圧を測る準備をする
「7度かぁ…辛くない?」
「大丈夫です」
「少しでも辛くなったらすぐ教えてね
血圧は大丈夫そうだね
また後ですぐ長谷川先生と朝の回診くるから
それまでゆっくりしててね」
「はあい」
私が返事をしたのを確認してから
カートを押しながら出て行った