my sweet love〜third〜
ふわふわした頭で
理解しながら背もたれに体を預けると
お盆を置いた龍におでこを触られた
「上がってるかな…
体温計らせてね」
沈黙の中また自己嫌悪に陥る
龍疲れてるのにな…
「んーまた上がってるなぁ…
柚体はどう?どこが辛い?」
また上がってる…のかぁ…
明日ママもパパもわざわざ
きてくれるのに熱下がんないな…
「おーいゆず?」
……あっ呼ばれてる
「あ、ごめん…」
「大丈夫か?」
「なんだっけ。」
「辛いところあるか?」
「怠いだけだから大丈夫」