my sweet love〜third〜
私の一言で少し考え込んだ龍
少しの間を置いて
しっかり私の顔を覗き込んできた
「えっ…なに?」
「柚ご飯はどう?
お昼少し食べて欲しいんだけど…」
ちらっと見た食事内容は
朝とほとんど変わらず食欲を誘う感じは
全くと言っていいほどない
「んー…」
「あんまり美味しくないけどさ
柚最近ずっと食べれてないから
ここから始めていかないと…
無理にとは言わないけどね」
私が食べないとまた迷惑かけちゃうもんな…
「頑張る…」
「ん。無理はしない程度で良いからね」
龍の笑顔を受けてから
少しずつ朝よりは時間をかけずに
口に運ぶ…
動いてないしダルいし食欲もないし
食べたいなんて思えないし…
気分とは裏腹に頭では食べないとって
分かってるから無理にでも口に運ぶ…
もちろん美味しくないし
減ってもないお腹にはより溜まる