my sweet love〜third〜






「柚」


とにかく口に運ぶことだけ考えてたら
突然龍に呼ばれた


「ん…?」


「無理しなくて良いよ」


「してないよ…?」



「もう半分以上食べてるよ?気づいてた?」


「あれ…ほんとだ…」



「朝ほんの少ししか食べられなかったって
聞いたんだけど…
ちょっと無理して食べてない?」



「んーん大丈夫
龍がいるから朝より食べられた
でもそろそろごちそうさまするね」



「大丈夫なら良いんだけど…」



それから何口か食べてから
龍に下げてもらうようにお願いした




「よく食べたね
俺下げたら吸入の機械持ってくるから
少し待っててね」



おでこに軽くキスをしてから
龍は部屋を出て行った





何にも考えなかったら
半分くらい食べれたんだ…


こんなんじゃダメだね…


朝全然食べなかったから心配かけたし…

もっとちゃんとしないと。
早く熱も下げて
龍も早く休ませてあげないと。





私が大学辞めることも
龍にとっては心配が一つ減って
私の体調が崩れる原因が大きく減って
すごく喜ばしいことなのかな…



龍は私のことを思って
すごく落ち込んでくれて私を元気づけようと
私が落ち込みすぎないように
ずっと隣にいてくれてるけど…



優しすぎる龍の隣は
本当に私で良いのかな…








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