my sweet love〜third〜
「柚…?」
不安そうな龍の顔…
「…ん?」
「どうした?」
「え…?」
伸びてきた龍の手は
私の頬をすっと触って涙に気づいた
「泣いてる…どうした?」
「んーん…」
「柚。一人で不安にならないで?
俺がいるから。
一人で泣かないで?」
「ごめん……
龍に心配ばっかりかけてるよね」
「良いんだよ。そんなの。
それに迷惑じゃないからね?
柚いつも俺のこと考えてくれて
迷惑だって思って悩んで泣いて…
俺頼ってほしい。
一緒に悩みたいし一緒に泣きたい
柚が辛いなら俺が支えるし
俺が辛いとき柚に支えてもらってるよ」
「そんなことっ…ないよ…」
「柚はさ…
俺にすごい迷惑かけてるから
一人で何とかしようって思うじゃん?
それで柚自身は俺を支えきれてないって
そう…思ってるじゃない?
でもさ、俺は全く迷惑感じてないの。
それにありがたすぎるくらい
柚に支えてもらってるんだよ。
俺が支えきれてないんじゃないかって
不安になるくらい自立してて
もっと頼ってほしいって思ってる」
「りゅうは…
優しいからそうやっていつも…」