my sweet love〜third〜

コンコン

「失礼しまーす」


智だ…ひさびさに聞く明るい声


「龍もうすぐ来るからね
目眩はどんな感じ？」


「動くとくらっとして
支えられない感じ…」


「今の体制は少し楽？
背もたれもう少しだけ下げた方が
楽そうに見えるけど…」


「下げたいかな…」


「うんわかった」





ガラッ

「智サンキューな」


「あぁ。今少し背もたれ下げてたところ
動くとダメみたい」



「柚ちょっとごめんね？」


まぶたを下げられて確認されて
聴診もぱぱっと始められた



「目眩辛いね
貧血は大丈夫そうだから体怠いのもあって
ちょっと疲れが出て来てるかな
楽しかったけど1週間頑張りすぎたね
少し良くなるまで安静ね

ちょっと心配だから嫌だと思うけど
尿道カテーテル入れさせて？」



カテーテル…気持ち悪いし恥ずかしいし…
でも仕方ないよね……



「ごめんね？
トイレ行くのに倒れたら辛いからさ
騒がしいけどモニターもつけよう」



渋々頷いたらすぐに準備が始まった