my sweet love〜third〜
ガラッ
「どうかした?
ナースコールしたって」
「あ、長谷川先生
薬の残量アラーム知らせてくれたんです」
「そうだったのね」
「今体温測って6度6分です
柚ちゃんにしては高いままですね」
「柚具合はどう?」
「少し楽になったよ」
「薬のおかげで落ち着いてきてるね
熱も明日明後日には下がるといいな
俺今手空いてるから暫くここいるよ」
「じゃあ5分ほどしたら薬持ってきます
よろしくおねがいします」
看護師さんが出て行って
明かりをつけた部屋に2人
「少し良くなって良かったよ
へんな時間に目覚めちゃったね」
「あの後すぐ眠っちゃったから」
「そっか
今日の当直は落ち着いてて助かってるよ
柚も他の患者さんも」
「今日は静かだなって思ってたところ」
「そうだな
近くで急変とかあるとバタバタするもんな
その音で目覚めたりしてるでしょ」
「よくわかるね」
「柚家でも俺がベット出るときでも
起きちゃう時もあるから
バタバタしてたら起きちゃうんだろうな
っていつも思ってるよ」
「全く起きない時もあるけどね笑」