my sweet love〜third〜



一通り挨拶が済んで
少し早めの夕飯をご馳走になってから
俺たちは自宅に帰ってきた



「柚疲れただろ
大丈夫か?」


「今日は自分の両親だったけど
明日は龍のご両親だからより緊張する…」



「なんどもあってるだろう?
大丈夫だよ。2人とも柚のこと大好きだから」



「お二人とも優しくしてくれるけど
結婚となったら話はまた違うじゃん…
大切な息子さんなのに
ましてや病気の彼女となんて…」



「こーら。柚
お袋も親父も柚の病気のこと理解した上で
支えになってやれって電話のたびに
俺に言いつけてくるくらいなの知ってるだろ?
心配することないって。な?」




そう言って顔を覗き込むも
あまり晴れた顔はしない柚…


そうは言っても心配なんだよな…





ゆっくり2人でお風呂に入って
今日は緊張しっぱなしで疲れてるのに
寝ようとしない柚



「柚明日もあるしもう寝よう?
寝なかったら明日倒れるよ」



「そわそわしちゃって寝れない…」



「そっか
じゃあとりあえずベッドいこ」





ベッドで静かに柚を抱きしめながら
落ち着かない様子の柚を見守り
日付が変わる頃ようやく眠りにつけたようで
俺も安心して眠りについた






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