my sweet love〜third〜
柚が起きてから朝食を食べて
準備をして実家に着くまでは
あっという間だった
「柚大丈夫だから笑
顔、強張りすぎ」
「う、うん。
あっちょっ!」
俺が開けようとして扉に手をかけると
これでもかという程の速さで
止められた
「何!びっくりした笑」
「いや、インターホンしないの?」
「実家だし…
昨日柚も普通に入っていったよね笑」
「うぅ…でもぉ…」
「大丈夫だから」
ごねる柚を押し切り
玄関の扉を開けると懐かしい匂いがした