my sweet love〜third〜
覇瑠side
目が覚めてすぐの荘の勘の良さには驚いた
なんとか誤魔化すことはできたけど…
準備を終えてリビングに行って
そうが作ってくれた朝ごはんを食べながら
さらっと渡された体温計
「…え??」
「いや体調良いなら問題ないけど
なんか熱っぽかったの気になってさ
念のためってやつ?」
「熱ないよ?大丈夫なんだけど…」
「俺が心配だからさ?念のため計って?」
「はぁい」
ここで拒否するのも疑われるから
脇から少し外して体温計を挟んだ
ピピピッ
緊張しながら確認すると作戦は成功
36度4分と平熱を示された
「ほらみて?平熱だよ」
「寝起きであったまってだけか
俺の心配しすぎだったなごめんね」
「ほんと荘は心配しすぎ!
大丈夫だから〜」