my sweet love〜third〜



大きなミスをすることもなく
最終日の実習が終了した


「遠山さん10日間本当にお疲れ様
長かったようで私にはあっという間だったわ

私が今まで担当してきた実習生の中でも
本当にできる子だったわ
将来迷ったらうちにいらっしゃい
あなたと看護師として会えること楽しみにしてるわ」


「本当に10日間ありがとうございました!
優しく愛のある指導で楽しく学べました

そう言っていただけて本当に嬉しいです!
これからもスキルアップを目指して
立派な看護師になれるように頑張ります」



「あなたなら大丈夫よ!
私はこの後でなくちゃ行けないから
あなたはゆっくり支度して気をつけて帰ってね」


「はい!ありがとうございました!」




先輩看護師さんにお礼をしっかり伝えて
全てが終わって気の抜けた体で
更衣室に戻ると襲ってきた怠さで動けなくなった



「覇瑠ちゃんお疲れ様…
って大丈夫?具合悪いの?」


同じ学校の子が実習を終えて更衣室に来た


「お疲れ様〜少しね…
でも大丈夫だよありがとう」


「今日はゆっくり帰って休んでね」


うちの病院に来た実習生は私と彼女だけで
私の姿をみかねて家まで送ると言ってくれたけど
断って先に帰ってもらった






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