my sweet love〜third〜
荘がきてくれるとわかって安心した…
残った体力を使って病院のロータリーに向かった
最終日まで無事終われて良かった…
プルルルルプルルルル
「もしもし」
『もしもしっ今着いたよ
どこにいる?』
「ロータリーのベンチにいる」
『…は?わかった
今すぐ行くから待ってて』
そう言われて切られた電話のすぐ後
走る足音が聞こえてきて
顔を上げると走る荘の姿が見えてきた
「こらっ」
動かずベンチで待ってると
着いて早々怒られた
「ごめんね…?迷惑かけて」
「そこじゃないの。
寒い中外で待ってたら悪化するだろ?
熱あるみたいだし中で待ってればいいのに」
「ごめん…」
「わかった。早く帰ろう
龍に連絡したから病院行ってから帰るぞ」
「寝不足と疲れだから大丈夫だよ」
「帰れないくらい辛いんだから
それでも病院に行かなきゃダメ
ね?とりあえず車行くよ歩ける?」
「はぁい…」
支えてもらいながら車まで移動した