my sweet love〜third〜




目が覚めると点滴と白い天井


車の中で眠っちゃったんだ…

最終日まで終わった達成感と解放感もあって
気力まで尽きたみたいに体が重い



「目覚めた?」


「りゅう…」


「実習おつかれさま
かなり無理したみたいだね

具合はどう?」


「んー…あんまりかな」


「薬は出すからとにかくゆっくり寝て体休めて
今日は荘家にいるから甘えて
明日以降もしばらくは無理しないこと

荘にも伝えてるけど
熱下がらないようならもう一回来てね
インフルエンザも流行りだす時期だから」


「ご迷惑おかけします…ありがとう」


「荘には正直に伝えてて欲しかったけどね
点滴あと10分くらいだからゆっくりしてて?
荘後で迎えにくるから」


「ありがとう」

「おだいじにね」






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