my sweet love〜third〜



扉の音で目がさめると荘が入ってきたところだった


「大丈夫か?」

「迷惑かけてごめんね」

「いいよ。早く体調治そうな
点滴終わったみたいだから帰ろっか」


「うん」


熱の下がらないからだを支えてもらいながら
車にたどり着いた


体力も底をついてて
途中何度も座り込みそうになったけど
私のペースに合わせてゆっくりしてくれた



後部座席に横になって静かな車内で
静かに流れる音楽を聴いていたら
すぐに家に到着した



「部屋まで少し頑張れるか?
無理しなくていいんだけど」


「ん。歩く」




エレベーターまでと
エレベーターから部屋まで頑張るくらい。



そう思って頑張って部屋に着いた途端
ベッドの上ですぐに眠りについた








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