my sweet love〜third〜




体の熱さと息苦しさで目が覚めた



外の明るさはピークを超えて
夕日が窓から入って来てる



体の向きを変えて呼吸が楽なようにするけど
気休め程度にしかならない…

体を起こすのもきついし…



思わず出たため息と
控えめに開いた寝室の扉はほぼ同時


「起きた?」


視線を持っていくと荘の姿

目が合うと早足に来てくれた


「熱下がんないね…」


「そう…」


「ん?どした?」


「きつぃ…」


「辛いな…苦しいよな
ちょっとごめんね」


冷たい体温計が入って来て
荘が来てくれた安心感で涙が溢れた


「どした?辛い?」

「んーん…だぃじょぶ」


「泣いてる。大丈夫じゃないだろ?」


「なんか…あんしん…して」



「そっか…んー…熱上がってるね
喘息もまた少し出て来てるし
もう一回今から病院行こっか」


「んー…」


「ちょっとだけ頑張って?
点滴してもらおう
その方が少しは楽になると思うから」








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