my sweet love〜third〜
1時間ほどで点滴が終わって
処理を始めたら音と感覚で起こしてしまった
「はる?ごめんね起こして」
ふわっと頭を撫でるとゆっくり首を振った
「点滴終わったよ
片付けるね」
まだ寝起きの覇瑠を少しそっとしておくと
眠るかと思いきや完全に目が覚めたみたい
「具合はどう?」
「んーあんまり変わらず…かな」
「そっか…辛いな
俺明日仕事で家に居てあげられないし
俺も龍も心配だからとりあえず一晩入院でいい?
覇瑠嫌だったら無理しなくていいけど」
「んー…した方が、いいんでしょ?」
「さっき発作も起こしちゃったから
今辛いのに無理させたくないし
このまま泊まるのもいいと思うよ」
「ん。わかった」
「ありがとう
荷物持ってくるし心配することはないからね」
「ありがとう」