my sweet love〜third〜
部屋を移動して1時間…
辛そうではあるけど眠りにはつけたから
今のうちにと荷物を家に取りに帰った
準備をして急いで戻って来たけど
病室を開けた瞬間
目の前の光景に思わず固まった
「はる!?」
ベッドのそばの床に座り込み
浅い呼吸を続ける覇瑠
点滴台は倒れて繋がってた点滴も外れてる
慌てて駆け寄ると俺を見て安心したのか
さらに呼吸が荒くなった
「はる?大丈夫落ち着こうか
苦しいね。深く呼吸してみよう」
片手ですぐに龍に電話をかけた
『もしもし』
「もしもしっ
手が空いたらすぐに覇瑠の病室きて」
『すぐに行く』
「酸素マスクと点滴と消毒持ってきて」
「覇瑠。すぐに龍来るからね
俺もいるから大丈夫だよ
辛いね。ゆっくり息吐こうか」