my sweet love〜third〜
「あ、さっき天気みたらかなり冷えるみたいだから
マフラーとコートも厚めのやつ
持って来てもらってもいい?」
「おう分かった
それにしても楽しみだな
明日の仕事浮つかないように頑張んないと」
「ミスしないでよ〜?笑」
「気合い入れて頑張るよ」
「ねぇ龍?
私ってどうなったら退院できる?
移植決まるまでは無理なの…?」
「んー…そうだなぁ
移植決まって手術が終わるまでって
そのくらい長いスパンで今の入院を
考えてるわけではないんだ
ただ心臓と喘息を今少しずつ薬を
調整してるのは柚も理解してるでしょ?
その中で少しずつ安定して来てて
今回の外出があって。
今すぐに退院っていうのは
ちょっと約束できないかな…」
「そっかぁ…今の状態が続いて
薬も合わせて体調も崩さないでいられたら
そのうち退院って感じ?」
「そうなるかな
後は年始はなにかと病院が忙しいから
俺もあんまり家に帰れる時間が
普段より少なくなる時期じゃん?
だからその忙しい時期だけは
柚は嫌かもしれないけど入院のまま
居てくれたら俺が安心って言うのもあるかな」
「確かにね…年始は毎年バタバタしてるもんね
じゃあ早ければ1月末が目標?」
「そうだね
長くここにいるのも柚も辛いだろうし
俺もできるだけ早く家に連れて帰りたいから
1月末までに調整して
柚も体力つけて免疫あげるのが目標かな」