my sweet love〜third〜
秋
悠side
季節の変わり目で
体調を崩しやすい10月
9月の検診あたりから
かなり好調が続いている私は
安心しつつきちんと気をつけているつもり
少し肌寒くなってきた今日も
朝が弱い私たち2人の家では
寝坊をしないようにたくさんの目覚ましが
これからひっきりなしに鳴る予定
珍しく1つ目で起きれた私は
午後から仕事の智は起きなくていい時間
起こさないようにすぐに止めた
静かにベッドを降りようとした瞬間
「わっ!」
布団の中にすごい力で引き戻された
「ゆう…ぉはよ」
「びっくりした…おはよ
起こしちゃった?」
「んーん…」
「まだ寝てるでしょ笑
私支度しないと…智寝てていいよ」
「やだ俺も起きる
ちょっとだけこのまま」
智に抱きつかれたまま
10分ほどまた寝てしまって
さっきとは違うアラームで目が覚めた
「あっ!寝ちゃった
智離して〜急がないと」
「あ、わり…俺も寝てたわ」
「まだ時間余裕あるからいいよ笑
智まだ寝てる?」
「いやもう起きるよ
俺朝ごはん作るから悠支度してきな」
「え、いいよ私作るよ?」
「俺が今日はゆっくりだから
たまにはやらせて」
「ありがとう」