my sweet love〜third〜
智side
「ただいま〜」
仕事を終えて帰宅すると
いつも付いてるはずの電気が消えていて
家中が真っ暗…
あれ…悠遊びに行くって話
してたっけな…?
昨日疲れてたから言い忘れただけかな
おふろ上がったらそのまま
ぐっすりだったからなぁ
と思いつつ電気をつけたリビングは
朝とほとんど変わらない風景で
俺が準備して行った朝食も
すこし手をつけただけで残ってる…
え……?
若干焦りつつ寝室の扉を開けると
ベットで眠る悠
すぐに近づくと荒い呼吸と赤い顔が
見て取れた
「ん…」
起こさないようにと思いつつ
熱の程度を知りたくて
おでこに手を当てたら起こしてしまった
「悠?ただいま
大丈夫か?」
「ぁ…おかえり…ごめんね」
「良いんだけどさ、びっくりしたよ
どうした?熱かなりあるよ」