my sweet love〜third〜
会計を終わらせて
戻ってくると横になって目を瞑る悠がいた
「悠大丈夫か?」
「頭痛いの無くなったからよかった」
「熱測らせて」
頷いた悠に挟んだ体温計は
39度とあまり下がってない
「よし。帰ろっか」
「うん」
「立てそう?」
「うん」
そう言って立とうとした悠だけど
高熱で体に力が入らずに
崩れそうになって咄嗟に支えた
「おっ大丈夫か」
「ぁ…ごめ
力はいんなくて」
「ちょっと恥ずかしいかも知れないけど
抱いて車まで行っちゃうよ
倒れたら危ないし無理させたくないから」
「ありがとう…」
体力がかなり消耗されてるな…
立てなくなるとは思わなかったな
車に運ぶと眠ってしまって
駐車場から家までも
抱いても起きることは無かった
急いでて朝食どころじゃ無かったな
だからお腹空いてるのか。
簡単に自分の分を作って食べて
悠は今起こすよりお昼に起こす方が良いか
仕事を進めてると時間はあっという間で
12時を過ぎたころ
昼食の準備をして出来上がってから
悠を起こしに向かった