my sweet love〜third〜



「落ち着いたね」


「あり、がと…」


「びっくりしたよ
解熱剤切れて熱上がってたから
点滴入れさせてもらったよ?
呼吸苦しくなったら
我慢しないでナースコールしないと。」


「はぃ」


「早くわかった方が悠も辛くないでしょ?
なんとか落ち着いて良かった
無理してたら治り遅くなっちゃうからね
早く良くなろうね」


「ぅん…」


「他の具合はどう?」


「だいじょぶ…」


「頭痛いのも気持ち悪いのも大丈夫そ?」


「ぅんありがと」


「良かった
俺少しここに居れるけど
もしかして俺が行ってから寝れてない?」


「んーん。
苦しくて目、覚めたの…
ナースコール…迷ってて
そしたら、とも…来てくれて」


「そっか
少しは眠れたみたいで良かった
俺いるけど眠れそうなら
たくさん寝たほうが良いから眠ってね?」


「ん。ありがと」




そう言った悠の汗を拭いているうちに
悠は眠ってくれた



その後も少し居てあげたかったけど
呼び出しの電話で病室を後にした






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